行ってみたやってみた
ツール・ド・九州2023大分ステージコースレビューライド!
ツール・ド・九州2023大分ステージコースレビューライド!
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2023.10.19
マイナビ ツール・ド・九州2023とは?
マイナビ ツール・ド・九州2023は、4日間にわたり九州全域で開催される、UCI(国際自転車競技連盟)公認の国際サイクルロードレース。
国内外から集まったプロのロードレースチームが4つのステージ(小倉城クリテリウム、福岡ステージ、阿蘇ステージ、そして大分ステージ)を走り、競い合います。
2023年10月9日、大分ステージの舞台となるのは、ここ、日田市。
山に囲まれた盆地であり、雄大な三隈川の流れる水郷であるこの地で、プロ選手たちがどんなコースを走るのか、気になりますよね。
大会に先立ち、レビューイベントに参加してみました。
イベントでは、プロチームのSparkle Oita Racing Team、VC福岡がホストを務め、さらにサイクルインフルエンサーの方々が集まり、実際のコースを試走。
公式コースは120kmのところ、今回はオートポリスのサーキット内やフィニッシュ地点の周回を除いた50km。
立ち寄った観光スポットもあわせて大分ステージをレビューします。
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福岡や阿蘇を含め九州中から総勢20名ほどのサイクリストが集合しました。
みなさん、ツール・ド・九州2023に興味津々。
まず最初に立ち寄ったのは、大会のフィニッシュ地点にもなった「大原八幡宮」。
市内最大級の八幡宮で、豊後国一の宮である柞原八幡宮を東の総社とするならば、こちらは西の総社として知られています。
その起源は680年にまでさかのぼり、1624年に現在の位置へ遷座されてからは、市街地にほど近く日田市を見守っている、シンボリックなスポットです。
「無事にイベントと大会が成功しますように」そんな思いを込めて参拝。
集合写真もパシャリ。
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ここから本格的にコースを走行していきます。
今回は公式ルート(※)を逆走する形式なので、標高700mに向かってクライミング。
両プロチームからは「トレーニングに最適!」と声が上がるなか、参加者は苦笑い。
※公式ルートはオートポリスでスタート。サーキット内を周回し、標高700mを下っていきます。抜群のスピードが見どころです。
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市街地からものの数分で、木々の茂るスカイファームロードへ。
Sparkle Oita Racing Teamの黒枝士揮選手に背中を押されながらクライミングに食らいつく参加者。
チームで声を掛け合いながら、しばらく続く坂道を登っていきます。
山間部では、時折開けた景観を楽しむことも。 山々の間から広がる眺望は、走行中のサイクリストたちの心を和ませます。
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第2のエイドスポットは、天瀬町の塚田地区。
日田市内を出発しておおよそ約20km/50km。所要時間は約1時間。
そこは山あいののどかな集落。
ひまわりの咲き乱れるハイキングコースや、
知る人ぞ知る名湯 塚田温泉、清水の湧き出づる神秘的な阿蘇神社など、自転車でまわるにはちょうどいいスポットです。
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しっかり給水し、先へ進みます。
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杉木立のなか、それぞれのペースで。
第3のエイドスポットには、事前にお伺いのうえ、上津江振興局の駐車場をお借りしました。
約40km/50km地点。所要時間は約1.5時間。
40km地点では、参加者の表情には苦しみと楽しさがにじみます。
そこで、Sparkle Oita Racing Teamの沢田選手が淹れる格別なコーヒー。
VC福岡選手一同からはお菓子をいただきます。
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参加者のみなさんも思わぬサプライズで嬉しそうな表情。
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ラストスパート。残り約10kmほどを上っていきます。
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完走!
50km地点のオートポリス駐車場に到着!
プロ選手たちは、「スタートからゴールまで完走できたら、あなたもシリアスライダーです!」と、参加者を称賛。
達成感に満ちた表情に、汗が光ります。
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感動のあとは、スタート地点まで折り返し。
行きのクライミングの過酷さの裏返しで、帰りは下りに任せて一気に日田市街地へ。
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帰りは梅林湖駐車場や豆田町などに立ち寄りながら日田の観光もしっかり楽しみました。
世界中の注目を集めるツール・ド・九州2023大分ステージのルートを、実際に走行し、プロ選手と同じ気持ちを味わってみてはいかがでしょうか?
2023大会終了に寄せて
前日の雨天をものともせず、開催されたマイナビ ツール・ド・九州2023大分ステージ。
沿道には黄色い応援グッズを掲げた人々が並び、スタート/フィニッシュ地点にはまたとない機会を目に焼きつけようとする人々が駆けつけ、総じて27,000人の観客がレースを見届けました。
4日間にわたるレースの熱狂冷めやらぬ中、ツール・ド・九州2024の開催が発表されました。
大分ステージは、さらにエリアを拡大する模様。
続報をお楽しみに!